Amazon を支えるヤマト運輸の巨大物流施設「羽田クロノゲート」を見学してきた
「羽田クロノゲート」を見学してきました。
宅急便の裏側やヤマト運輸の取り組みを知ることができ、充実した時間を過ごせました。
今回はそんな「羽田クロノゲート」について紹介します。
羽田クロノゲートとは
「クロネコヤマトの宅急便」でおなじみのヤマトグループが運営する、日本最大級の物流ターミナルです。1日あたり60万個の荷物を捌いているのだとか。
各地からの荷物がココに集約され、行き先別に仕分けられた後、航空機やトラックで輸送されていきます。長距離の荷物を Web で追跡すると高確率で登場する場所です。
すぐ隣は羽田空港、東京湾やJR貨物のターミナルも近く、環八通りや高速道路も目の前、とアクセスに優れた場所に位置しています。
敷地内には「地域貢献エリア」と呼ばれる区域があり、ヤマト社員以外の近隣住民でも利用可能な、保育園・体育館・ジム・カフェなども併設されていました。
無料見学コース
Web 等から事前に予約しておくことで、90分の見学ツアーに参加可能です。
大量に仕分けられていく荷物を実際に間近で見たり、宅急便の裏側を支える仕組み・ヤマト運輸の取り組んでいる活動などについても詳しく聞くことができました。
パンフレットに加えて、クロノゲート限定のお土産を3つもらえます。
付加価値機能エリア
物流+α のサービスを提供する取り組みとして、数多くのメーカーや企業と提携しているそうです。
羽田クロノゲートはただの倉庫ではなく、下記のようなサービスが行われていました。
家電修理
ヤマトの物流拠点で修理を行ってそのままユーザに返却するサービスです。
メーカーまでの輸送が不要となるため、最短で翌日返却が可能な地域もあるそうです。
医療機器の洗浄
病院で使用する手術機材はレンタル品が多く活用されています。
返却された機材の洗浄や保管をヤマトの拠点で行うことで、スムーズな貸出や利用効率の向上が図られています。
クロスマージ
さまざまな製品や部品などを集約して保管しておき、必要となったときに必要な分だけ同梱して出荷できるサービスです。Amazon の倉庫のようなイメージに近いと思います。
設備
最新の設備が多数導入されています。
現地での写真撮影は NG でしたが、メーカーから公開されている動画があったため紹介します。
クロスベルトソーター
仕分け機能の中心とも言える設備です。
1時間に 48,000 個の荷物を捌けるベルトコンベアで、荷物を自動で仕分けしてくれます。
板を連結させたようなベルトになっており、1枚には1つの荷物だけが乗るとのことです。
高速に流れているベルトの空きスペースに差し込む制御が見ものです。
スキャナ
荷物のバーコードを自動で読み取って行き先を認識します。
伝票の貼られた位置が天面でも側面でも問題なく読み取ることが出来るそうです。
スパイラルコンベア
階をまたいで設置されているベルトコンベアです。
「付加価値機能エリア」で扱われた荷物は、このコンベアに乗って各階を移動します。
予約について
Web から予約することが可能です。
団体が優先される曜日もありますが、画面上で空いている枠であれば、必要事項を入力して申し込むだけで予約完了です。
1ヶ月前から予約できますが、土日は埋まりやすいため早めの予約をおすすめします。
予約サイト: 羽田クロノゲート見学コース
まとめ
- 羽田クロノゲートについて紹介しました
- 日本の物流を支えている一大拠点です
- 最新の設備が導入されており毎日大量の荷物を捌いています
- 事前申し込みで無料の見学ツアーに参加できます
荷物がガンガン流れる中で目立っていたのは Amazon や ZOZOTOWN の箱でした。日本の通販を物流で支える一大拠点でもありますね。
見学内容も充実しており楽しい時間を過ごすことができました。気になった方は、ぜひ予約した上で現地に足を運んで見てみてください。